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開院16周年を迎えて…。

 

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ほんのちょっぴりですが

なんとなく秋っぽさを感じる瞬間があるようになってきました。

とはいえ、まだまだ暑いですから

油断なされず引き続きご自愛くださいね。

 

さて、毎年言っているかもしれませんが、

草津レディースクリニックは2009年9月に開院しましたので

16周年を迎えましたー!

森先生が来られてからは、11周年になります。

 

クリニックの床や壁を見ていて

少し年季を感じるところがあるなあ…と

最近思っていたのですが、笑

それなりの年月が流れていたのですねえ。

 

日本の出生率は年々低下していっていますが

体外受精での出生率は反比例するかのように上昇しています。

開院当初は確か、体外受精での出生率は

クラスに1人くらいの割合だったように記憶していますが、

2023年上半期は、8.5人に1人の割合だそうです。

 

今は医療サポートを受けながら妊娠をしていくことが

一般的なことになってきていますから、

価値観が年月とともに変遷していくのを実感しております。

 

ここ数年は特に、医療サポートを利用しながら妊活していることを

家族や友達に相談している人や

身近に医療サポートの経験がある方が多くなってきました。

お話できる人がいることで

こころが救われることもあると思います。

 

じぶんが今体験していることについて

誰かに話して理解してもらうことや

話して気持ちや体験を整理していくことは、

じぶんにとって大きな支えになることがあります。

カウンセリングルームでは

「こんなことがあった!」

「こういうふうに思った。」

「こんなに大変だった!」

「ずっと不安なんです…」

などという妊活の現状が語られる中で

少しずつ気持ちや体験が整理されていって

「話せてスッキリしたなあ。こころがあたたまったなあ。」

という実感を味わっていただいています。

 

ところで、わたしは常々ずっと

「不妊治療」という言葉にはインパクトがあるなあ…と思っています。

どうして子どもを望む方たちへの医療サポートに

不妊という名前を使ったのでしょうねえ。

そこで、時折「どんな名前だったらいいのかなあ…」

と、思いめぐらしたりしているのですが、

妥当なところで言えば「生殖治療」なのでしょうかね。

ただ、生殖は、生物全体の生殖機能を指すようで

わたしたち人間は、生殖という言葉にあまり親しみがないように感じるところもあって、

実情にぴったり、かつ、

この医療サポートを必要としている方が

入っていきやすい名前がいいなあ…と思うんですよね。

 

わたしは、医療のことは門外漢なので

もしかしたらとんちんかんなことを言っているのかもしれませんが、

個人的には、「不妊治療」という言葉を使うのは

これだけ長く勤めていても、実はあまり気がすすまないのです…。

 

妊活は多くの場合、大変な労力や気力が必要かもしれません。

また、人生で子を授かることがあるのか

確実な結果が約束されないことへの挑戦であって、

不安や心配、焦りといった気持ちが取り巻くこともありますよね。

草津レディースクリニックでの時間を

一緒にやさしく過ごしていきましょう。

 

人生の中で、草津レディースクリニックとご縁のあったみなさんの今が、

どうか安心で幸せでありますように…。

どうかご自分にやさしい毎日でありますように…。

みなさん、お元気ですか…?

 

 

 

 

公認心理師・臨床心理士  間塚

 

 

 

 

 

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